ドラムペダルのお話し
バスドラム(大太鼓)はバスドラムペダルを介して、足で演奏します。主に右足でペダルを踏んで演奏します。
構造は、ペダル部分を踏むと、チェーンとカムが連動して、ビーターという大きなフェルトのついたマレット(スティックのようなもの)がバスドラムの打面を叩く、といった感じです。叩いたビーターは、スプリングの力を利用して元の場所に戻ります。
「どんなドラムペダルを使えば良いですか?」よく生徒さんから質問があります。バスドラムペダルには、多種多様なバリエーションがありますが、一番ベーシックなものは、シングルチェーン、アンダープレートなしのモデルです。簡単に言うと、国内主要3メーカー、ヤマハ、パール、タマから発売されている一番安いモデルです。海外メーカーでももちろん発売されていて、日本で手に入りやすいメーカーは、アメリカのDW社のものです。シベドラムスクールとして、一番のオススメは、このベーシックなモデルです。上記4メーカー、ヤマハ、パール、タマ、DWの各社のベーシックモデルならば、どれをお使いになっても問題ありません。ベーシックモデルは、動きは素直で、調整箇所も少なく軽量です。そして、コストパフォーマンスに優れています。いわゆる中庸な使い心地ですので、まずはスムーズな使い心地のベーシックモデルを使ってみてから、ご自分の音楽性にあわせて他の仕様を試すことをオススメします。
ちなみに駆動部分には、大きく分けて3種類。シングルチェーン、ダブルチェーン、ベルトドライブ。
組み合わせるカムには、真円カム、偏心カムの2種類。
ペダル部分は、ロングボード、ショートボートがあります。
それぞれの特徴に関しては、また後日。
まずは、「シングルチェーン、アンダープレートなし」のモデルから試してみましょう。
また、駆動部分のベアリングを変えることで、動きをスムーズにするパーツも発売されています。ペダルの動きがリニアで素直で、自分の意思に近い所で動いてくれるイメージです。新ペダルを購入する前に、こういったパーツを試してみるのもありですね。商品名は「スピードスターベアリング」。僕が寄稿した紹介文もあります。下記リンクをご参照ください。
http://www.ellisisland.jp/products/speedstar/
定成クンゴ